いよいよ春も本番!マリンスポーツが楽しくなってくる季節ですね。
今回は千葉県の潮干狩りについてご紹介したいと思います!
潮干狩りは、自然とのふれあいを楽しむ素敵な体験の一つです。千葉県には様々な潮干狩りスポットがありますが、その中でも特におすすめの場所や楽しみ方、時期、持ち物、そして注意事項について詳しくご紹介していきます。
千葉県には多くの潮干狩りスポットがあります。千葉県の海岸線は広大で多様な地形を持ち、それぞれのエリアで様々な潮干狩りスポットが存在します。
都心からのアクセスも比較的良好なため、多くの人々が千葉県の潮干狩りスポットを訪れています。
おすすめの潮干狩りスポット
ふなばし三番瀬海浜公園前の干潟
東京湾の最奥部に位置する三番瀬は、船橋市や習志野市、市川市、浦安市など、東京湾沿いの各市に広がる約1,800ha、これは東京ドーム約3849個分の広さの干潟・浅海域を誇る自然の宝庫です。そんな場所にある「ふなばし三番瀬海浜公園」は、潮干狩りのスポットとしても知られています。潮干狩りは4月から5月にかけて開催され、食用としてはアサリがとれます。都心からのアクセスも良く、毎年多くの人々で賑わっています。
ここの潮干狩りを楽しむには事前に利用券を購入する必要があり、購入はセブンイレブンの端末でのみ可能ですので、間違って当日公園で買おうなんて思わないように、しっかり準備してくださいね!
開催場所 | ふなばし三番瀬海浜公園前の干潟 |
電話番号 | 潮干狩り情報テレホンサービス: 047-437-2525 (4月~5月) |
利用料金 | 大人(中学生以上)600円 子供(4才以上)300円 |
利用券販売期間 | 2024/4/13/(土)~5/29(水)15:30 |
各種費用 | アサリの持ち帰りは100gにつき120円(税込) |
貸クマデ1本:デポジット100円+貸し出し料100円(税込) ※返却時にデポジットは戻ってきます。 | |
注意事項 | 土日祝日の利用券は平日に利用することができます。 |
平日の利用券は土日祝日には利用できません。 |
この干潟には、ハゼやアサリ、カニ、ゴカイなどの豊富な底生生物が生息し、それを狙って多くの水鳥たちも集まります。
干潟を掘り返す楽しみと共に、噴水広場や三番瀬を一望できる展望デッキなど公園内の施設も充実しています。
さらに園内には事前予約で利用できるBBQエリアもあり、楽チンプランや持ち込みが可プランがあるので、一日中楽しめそうですよね。
ここは日本一のミヤコドリ渡来地でもあり、春と秋にはシギ・チドリ類、夏にはコアジサシやアジサシ、冬にはハマシギやスズガモなどが訪れるそうですよ。
2024年の利用券販売は4/13から!潮干狩りの開催は4/24〜5/29の約1ヶ月のみ!ぜひ行ってみてくださいね!
富津海岸潮干狩場
東京湾に面した富津海岸潮干狩場は、千葉県立富津公園に隣接した自然豊かなエリアです。毎年3月9日から8月31日まで、潮干狩りを楽しむことができます。実際に潮干狩りができるのは、潮が引いてから約4〜6時間程度。時間を逃さないよう、事前汐見表を確認してしっかり準備を行いましょう。
汐見表は「富津漁業協同組合」より発行されています→汐見表
潮干狩り場では、干潟にさまざまな貝類が生息しています。代表的な貝類には、アサリやハマグリ、ホンビノス貝などがあります。これらの貝類は地元の方々からも親しまれ、新鮮な海の幸を求めて毎年多くの人々が訪れます。入場時には2kgの網袋がもらえ、その袋に入れたものは量らなくても持ち帰ることができます。ただし、大量に取れた場合は追加料金が発生することにご注意ください。
取れた貝の砂は、取れた場所の海水で砂抜きすると楽ちんなんですよ!
施設内に用意された砂抜き用の海水の給水所で、海水をペットボトルに入れて持ち帰ることができます。
また、施設内には更衣室やロッカー、足洗い場、トイレなどが完備されているので、安心して潮干狩りを楽しむことができます。自然の中でリフレッシュしながら、思い出に残る潮干狩り体験を楽しんでください!
開催場所 | 〒293-0021 千葉県富津市富津2307−2 |
利用料金 | 大人(中学生以上) 2,200円/人(網袋付約2kg) 小人(4歳から小学生)1,100円/人(網袋付約1kg) 超過料金1kgにつき 1,100円 |
電話番号 | 平日 0439-87-2121 または 0439-87-5561 土曜日・日曜日・祝日 0439-87-2233(潮干狩り場直営 海の家) |
木更津市
木更津市には約1400ha(東京ドーム2994個分)の大きな盤洲干潟がありますがその周辺には複数の潮干狩りスポットがあります。管理している漁協が違いますので漁協ごとに分けてご紹介します。
木更津市内に位置し、都心からもアクセスが良いため、多くの人々が気軽に訪れることができます。
新木更津市漁業協同組合
江川海岸
江川海岸は木更津市の南部に位置し、東京湾に面した唯一自然の干潟で、広大な砂浜が広がる海岸です。工場夜景が見ることのできる有名な場所ですが、潮干狩りスポットとしても知られています。2024年の潮干狩りは4月9日〜7月7日まで開催となっています。干潮時には干潟が広がり、アサリやハマグリを採ることができます。また、海水浴場も併設されており、家族連れや友人同士で楽しめるスポットです。
久津間海岸
江川海岸と隣り合っている久津間海岸は、遠浅の海岸で付近の潮干狩り場の中で一番最初に干潟が露出する海岸エリアです。2024年の潮干狩りは4月6日〜7月7日まで開催となっています。アサリやハマグリの他、カニやエビなども見つけることができるかもしれません。
今では撤去が進んでいる海中電柱がまだ少し残っている場所としても有名です。
牛込海岸
牛込海岸は、千葉県木更津市に位置する潮干狩りスポットで、美しい海岸線や広大な干潟が特徴です。2024年は3/25〜6/27まで毎日開催されていますので、潮見表を確認してプランを立ててみてください。
木更津海岸
木更津海岸は、ドラマ「木更津キャッツアイ」のロケ地としても有名ですが、広大な砂浜が特徴で、干潮時に広がる干潟では、潮干狩りが楽しめます。2024年の潮干狩りは3月30日〜7月10日まで開催となっています。
新木更津市漁業協同組合 | |
利用料金 | 大人(中学生以上) 2,000円/人(2kg) 小人(4歳から小学生)1,000円/人(1kg) 超過料金1kgにつき 1,000円 竹網袋1袋につき 200円 |
電話番号 | 平日 0438-23-4545 |
各種費用 | 休憩室:大人200円 小人100円 ロッカー:100円 砂抜き用海水を使った「海水ペッ凍」: 1本100円(持ち帰りの際の保冷剤がわりになる) |
新木更津市漁業協同組合が開催する潮干狩りでは毎日「黄金のはまぐり探し」が開催されていて、見つけた人には地元の商品をプレゼントしているそうですよ!
金田漁業協同組合
金田みたて海岸
金田みたて海岸もまた、木更津市内に位置する潮干狩りスポットの一つです。2024年の潮干狩りは3月24日〜7月10日まで開催しています。
潮干狩り以外にも漁協直営の食事処や野外BBQ、魚を手づかみで捕まえて屋形船で捌いてもらえる「すだて遊び」など大人も子供も楽しめます。
ここでもカラフルはまぐり探しが開催されていて、見つけた方には「あま海苔」をプレゼントしているそうですよ!
持ち物
潮干狩りができるところでは熊手や網袋などを売店などで販売しているところもありますが、それ以外のものは自分で用意していく必要があります。
潮干狩りに行く際には、以下の持ち物を忘れずにチェックしてください。
- 軍手やヘラ(貝を掘るための道具)
- バケツやバッグ(貝を入れるため)※クーラーボックスなどあると便利
- 空きペットボトル(取れた場所の海水を持って帰って砂抜きする為)
- 水分補給や日焼け対策のための飲み物や日焼け止め
- はきもの(貝の殻で足を傷つける場合があるので必ず履きましょう、春先は長靴がお勧めです。)
- 草むしりや貝殻を取る際の長ズボンや長袖などの服装
- 着替え・タオル(つい夢中になり、濡れてしまうことがあります。)
- 帽子(日差しの強い時など、陽を遮るものがないのでお勧めします。)
- 携帯用のポリ袋(貝を入れたり、ゴミを持ち帰るため)
アサリの持ち帰り方
アサリを潮干狩りで採取した後、持ち帰る方法をご紹介します。
帰宅前(海岸で)
- 水洗い: 砂や泥が付着していることがあります。軽く砂抜きをしたら、アサリを真水で洗い流し、砂や泥を取り除きます。真水で洗う事で口を閉じ鮮度を保つことができます。アサリを洗う際には、手で軽くこすって汚れを落としましょう。
- 保冷: アサリを水や海水から出し、保冷します。(浸けたままだとアサリが痛んでしまうので忘れずに水または海水から出してください。)保冷ボックスやクーラーバッグに氷を入れ、その上にアサリを入れて持ち帰ります。アサリは冷たい状態で保管することで、新鮮さを保ちます。
家に帰ったら
- 砂抜き: 家に帰ったら、砂抜きを行います。アサリをボウルなどの器に入れ、できるだけ平らにし、海水を注いでおきます。アサリは敏感な為、うまく砂を吐き出せるように、新聞紙などで蓋をして暗くし、安静にしておきます。アサリは砂抜きの際に吐き出したり、排泄したりすることがあるため、しばらく置いておきます。目安時間は4時間〜最長で一晩が目安です。一晩以上は逆に痛んでしまいますので要注意。
- 保存: すぐに食べる事が一番望ましいですが、残ってしまう場合は水気を拭き取って保存容器に入れ冷凍保存してください。冷凍保存は約3週間程保存ができます。
潮干狩りをするにあたっての注意事項
干潟には貝のみならずたくさんの生物が生息しています。貝を探しながらたくさんの生き物たちを見つけるのはとても楽しいですが、中には毒を持っている生き物もいます。自然と人間が共存するためには注意しなければいけない事もありますので、注意事項はしっかり確認するようにしましょう。
- 尻尾に毒のついた棘があるのでアカエイには触らない!(潮が引いても干潟に取り残されたアカエイがいることがあるので注意!)
- 海岸での行動には安全を最優先しましょう。特に干潮時には岩礁や危険な場所に気をつけてください。
- あさりを採る熊手の柄の長さは40cmまで。それを超えるものや、籠状になったジョレンは使用不可です。
- 裸足で干潟に入らない。割れた貝などで怪我をする恐れがあります。
- 自然環境を保護するために、ゴミは持ち帰りましょう。
- 貝類の採取は漁業法に基づいて一定の制限がありますので、法令を守って楽しみましょう。
その他、漁協側で決められている事などあれば守るようにしましょうね。
まとめ
今回は千葉県の潮干狩りについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
自然の恵みを存分に楽しめる素敵な体験ができる事間違いなしです。広大な干潟で採取できるアサリやハマグリは、新鮮で美味しい海の幸として楽しめます。海岸沿いには商店や飲食店も点在し、潮干狩りの後には美味しい海鮮料理を楽しむこともできます。海辺の風景や透明度の高い海水は、自然の美しさを感じさせてくれます。
家族や友人と一緒に楽しめるアクティビティとして人気がある潮干狩り。自然と触れ合いながら、心身ともにリフレッシュする贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがですか。